原料は、国産のホタテ貝殻のみを使用し、高温で焼成・微粉砕化（300メッシュパス95％以上）した焼成カルシウムになります。
第9版食品添加物公定書で定められた品質規格を満たした安心、安全な食品添加物になります。

リン酸塩の代替素材としても近年注目されており、食品由来原料100％の品質改良素材として新規の採用が拡がっています。

各種食品素材に直接添加または混和、あるいは分散液等を浸潤させることで、保水、結着、食感改良等の効果が期待出来ます。主な採用事例としては、かまぼこ等の水産練製品の結着用途、ハム・ソーセージ製品の保水・結着用途、麵製品の食感改良等になります。

また、貝殻焼成カルシウムを溶解、分散させた水溶液はｐH12前後の強アルカリとなるため、大腸菌、黄色ぶどう球菌等への殺菌、静菌効果が期待でき、食品由来原料100％の殺菌、静菌素材として、カット野菜等の洗浄殺菌用途への応用も期待されています。